コンサルタントの視点

ルールの無いのがいい会社・・・ですが。

私が、メンタルヘルス対策のコンサルティングを土台として、
ハラスメント対策にも取り組みだしてから、
はや10年以上の月日が経とうとしています。

その間、ハラスメントの定義も徐々に変わり始め、
今は、〇〇ハラと名の付くものが、膨大な数になってきました。

その中で、私は一貫して
「ハラスメントは、ダイバーシティの代償」と言ってきました。

そうです、価値観の多様性は、
「嫌なこと」の多様性でもあり、
ハラスメントが起きるのは、ある意味必然だと感じています。

50年ほど前の日本の職場には、
「健康な男子」以外の人は、あまり目にしませんでした。
その後「職業婦人」が増えましたが、それも結婚までです。

はやり大きな転換点を迎えたのは
男女雇用機会均等法(ちょうど私が社会に出たころ!)の施行です。
それから、ここ10年で、障がい者、シニア、外国人と
色々な人が職場で一緒に働くようになりました。

「あうんの呼吸」だの「背中を見て覚えろ」だのは排除され
一人ひとりの責任範囲を明確にし(評価制度や成果主義)
個人が、やりがいを持って輝ける職場が、求められるようになってきたのです。

それと引き換えに、負の側面としてクローズアップされたのが
ハラスメントです。

いま、日本の産業界は過渡期です。
この先10年くらいは、混乱が続くと思います。

多様性ある人の受け入れ、
昭和の戦士の本当の意味での退場・・・。

それまでは、やはり一定のルールが必要だと思います。
当社のコンサルティングでは、
聞き取り調査をもとに、その企業独自のNGルールを作って
全社で共有するんですが、これが若者からも管理職からも好評です。
「これは、やっちゃダメ」という項目がハッキリしていた方が安心だ、と。

「人が嫌がることは、しちゃダメ」ということは、
子供のころから叩き込まれてるんですが、
そこに仕事が絡むと、境目があいまいになることも少なくないようです。
そのための最低限のルールを作っています。

昔の日本のように、
同じ価値観の、同じ民族、同じ属性(健康な男子)の人だけが
職場にいた時代には、「ダメなこと」は共通認識として存在していました。
それが、いまはバラバラです。

ですから、「つかの間」のルールを作っているだけなのです。
本当は、「校則の無い学校こそ素晴らしい」のと同じで
ルールなんて無くても、みんなが正しい行動を取る企業こそ素晴らしいのです。

ただ、これも言いたいんですが、
様々な事情の、様々な国籍の、さまざまな年代の人が
集まっているとしても、働くすべての人が同じ目的に向かって
邁進している職場では、ハラスメントの入り込むすきはありません。

あなたの職場は、そうなっていますか??
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