企業に物事を浸透させるには

言い尽くされていることですが・・・
1.ルールや方向性
2.教育研修
3.風土

この3点を整えて、初めて物事が
企業に浸透すると言われています。

例えば、私のコンサルティングを受けて
ハラスメント防止のルールなどができたとします。
メンタルヘルス対策の方針や計画でもいいですね。

さて、それを、いざ社内に展開するときに、
上記の2,3が必要になるわけです。

2は研修やリーフレットなどを用意するとして、
問題は3ですね。

では、風土というものは、何から構成されているのか?
これには諸説あり、正解はありませんが、
私はこう思います。

a.知識や仕事のレベル(ハード)
b.人間関係(ソフト)

個人で考えると、知識・教養と性格、
みたいなものでしょうか。

bは、信頼関係とか、チームワークとかその辺です。
では、aとは何か?

そう、これは職場の共通言語のようなもので、
たとえば、業界に関する知識などの積み上げ、
マーケティングや財務に関する知識レベル
等から成るもの。

いかがでしょう。
風土に関しては、bばかり意識していませんか?

bももちろん大切ですが、
aを、若年層から役員まで叩き込んでる会社と、
「仲良くやろうね」ばかり言ってる会社は、
風土が違ってくると思います。

風土は、その組織に根付いた暗黙の了解
みたいなものですから、
うまく言えませんが、
「仕事をする上での基礎体力のレベルを合わせる」のようなものかな。

「風土を変える」というのは大変すぎるので、
aとbのバランスを確認してみて、
足りないほうを補っていくと、
よりよい風土になるのではないでしょうか。

コラム

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