エンゲージメントとは?

エンゲージメントを向上させましょう、
エンゲージメントが不足していますね、など最近よく耳にしますが、
エンゲージメントって、何でしょう?

私は、以下のように考えています。
(あるところに寄稿するものなので、語調が違います)

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エンゲージメントとは直訳すると約束、婚約、契約などの意味。
忠誠心や満足度とは違い、会社と従業員が、双方向でお互いの幸せを固く約束するもの。
会社は、従業員一人ひとりが能力を120%開花させることができるような環境づくりを約束し、
従業員は事業パーパス(何のために、この会社をやってるのか?)をよく理解し、
企業やチームへの貢献を約束する、そんな状態をエンゲージメントが高いと言う。

また、組織と個人の成長の方向性が連動しており、それを従業員が実感すると、
エンゲージメントが向上すると言われている。
それには、より従業員が輝くことのできる育成、評価、給与、働き方などの方策(人事戦略)が不可欠となる。

ここまで「会社」という言葉を使ってきたが、実際には誰のことか?それは経営者のことである。
従って、エンゲージメントとは、経営者と従業員の約束ともいえる。
経営者と従業員が、手に手を取り合って信頼しあって同じゴールを目指すのがエンゲージメントの正体であり、
片方だけが幸せだったり、片方だけが勝手に動いていては、実現は難しい。
では、エンゲージメントを高めるには、何から始めればよいか?
それには先ず、会社と従業員の対話ではないか。(会話ではなく)
信頼のスタートは対話から。役員が従業員の声を直接聞く機会を、意識して増やしたらどうか。
そして、対話により得られた情報を元に、制度その他を研ぎ澄ましていく。
この繰り返しではないか。

つまり、エンゲージメントそのものを無理やり向上させることはできない。
エンゲージメントが高いという状態は、何かの結果なのであり、
その何かを、突き詰めていくのが大切である。

コラム

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