せっかくの復職プログラムを活かすコツ!

前回は、せっかく復職プログラムを作っても、
病状が重くなってから休む、
家族の理解・支援がないまま休む、
誰にも知られず、ひっそりと休職に入る、
休職中、誰からも支援もなく休む、等の「悪い休職の入り方」
では、プログラムが無駄になる、
というか機能しない、ということを書きました。

では、どのように休職させたらよいのか・・・

企業では、しきりと「復職」にこだわるようですが、
復職が成功するかどうかは、「休職」のさせ方によるのです。

ここ大事。

さて、従業員が診断書を持ってきて
「具合悪いんです」となれば、産業医面談のうえ、休職させる。
ここでは、あまり反対を唱えたり、疑ったりせず、
主治医の指示に従いましょう。

「では3か月お休みですね、はい、どうぞ」

ちょっとまった!
それでおしまい?

ここからが人事の腕の見せ所です。
すぐに「休職マニュアル」を見ながら、
必要メンバーを招集しましょう。
産業医、上司、本人、配偶者・・・

え?配偶者なんか呼ぶの!?
そう思った方は要注意。
前回のコラムにも書いた通り、
全ての病気は、一人で直すことは難しいのです。
ましてや、精神疾患はその典型ですし、
とくに必要なのが、家族の理解と支援です。

どんなふうに、何を話したら・・・?
産業医には、どういう役目を担ってもらうの?

それを明記しておくのが「休職マニュアル」なのです。

コラム

PAGE TOP