ハラスメント対策は、企業を良くする

いま、ハラスメント対策のコンサルティングに問い合わせが
増えています。

ハラスメントというと、すぐに思い浮かぶのが
パワハラとセクハラですが、
そのほかにも、マタハラ、ジェンハラ、アルハラ、モラハラ
など、たくさんの「腹」いや、ハラスメントがありますね。

今まで企業は、
「いじめ・嫌がらせは、本人同士で解決して」
という姿勢が強かったのですが、

最近では、
「組織的課題として取り組みます」
という感じになってまいりました。

それはなぜか。

もちろん、企業側の思いとしては、
被害者が首をつって賠償金1億円、などという事態になったら
経済的にも、ブランド的にも大損害!
という恐怖もあるでしょう。

でもそれだけでしょうか。

今、「安心できる、働きいやすい職場」が、中途でも新卒でも
企業を選ぶ重要ポイントになっているのは、
読者の皆さんも、よくご承知の通り。
お手本のような企業が、テレ東あたりで
よく取り上げられてますもんね。

子供を産んでも、働き続けることができる、
残業が少ない、介護に理解がある、などのWLB面、

評価と処遇がマッチして、納得の収入が得られる、
(納得というのは金額の多寡ではない)
福利厚生が充実している、などの待遇面、

そして・・・

なんとなく雰囲気がいい、(つまり月曜日に行きたくなる)
頼りになる先輩が、親切に仕事を教えてくれる、
自分らしさが発揮でき、成長感を得られる、などの
職場環境を重視する声が、最も多いそうです。

そこで企業も考えた。
ハラスメント対策(決してパワハラだけではありませんよ)は、
働きやすい職場づくりの一環。
イコール、素晴らしい人材に来てもらえる会社づくりの一環。

今、もっとも労働政策でも注目されている
「安心・安全な職場」(労働契約法第5条=安全配慮義務)の
具現化としてのハラスメント対策を行っていこう!

という気持ちの表れなのではないでしょうか。

・・・ちょっとコンサルタントとして、
良く解釈しすぎかしら・・・?

では逆に、ハラスメント対策を行う大義名分として、
上記の考え方を用いてみてはいかがでしょうか。

次回は、当社の実際のコンサルティングの手法を
一部ご紹介したいと思っています!

ご期待を。

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