日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社様

従業員の健康管理は企業リスクマネジメントである、という思いを深めました。

人事総務ユニット マネージャー 増田氏(左)、執行役員 人事総務ユニット ゼネラルマネージャー 五十嵐氏(右)

創立年 1970年
所在地 東京都渋谷区恵比寿南1-15-1
従業員数 1000名

まず、御社の概要を教えて下さい。

弊社は、1970年7月4日創業で今年で42年になります。
カーネル秘伝のレシピ「オリジナルチキン」を1ピースずつ丁寧にお店で手づくりしてご提供する『ケンタッキー・フライド・チキン』、専用の鉄鍋(パン)で焼きあげる「パンピザ」をアツアツのままお届けする『ピザハット』、ご注文を受けてからつくる本格ナポリピッツァやパスタをはじめ、大皿に盛られた旬の野菜料理や前菜、デザートなどが食べ放題となるビュッフェ形式のレストラン『ピザハット・ナチュラル』を全国に展開しています。

プラネットとの出会いは?

以前から弊社は、従業員および家族が利用できる相談窓口を外部委託しております。このたびの研修を企画するにあたって、講師を探す際、その会社からの紹介があったのです。プラネットでは、総合的なメンタルヘルス対策のコンサルティングを提供する傍ら、研修講師の派遣も行っているとのことでした。

御社にはどのような課題があったのですか?

2006年度より導入したEAPの利用率も向上しておりますし、これまで、階層別にメンタルヘルスの研修も実施しておりましたが、ここ数年、メンタル疾患で休職、復職する社員が目立つようになってきました。そんなとき、一番戸惑うのは現場の管理職です。全社的な生産性向上のため、管理職に適切な知識を持ってもらう研修が必要となったわけです。

研修を企画する上で、重要視したことは何ですか?

まずは、従業員各自の健康を自己管理してもらうためのセルフケア教育をしっかりやりたかった。その上で、多数のアルバイトを管理する立場としてのラインケアの大切さ。その両方を習得してほしいと考えました。また、今回の管理職研修では、部下のメンタルヘルスケアは、労務管理の一環であるとの意識を持ってもらい、多くの事例、判例を交えて講義してもらうことを希望しておりました。

研修を行ってみて、よかった点は?

管理職に、労働安全衛生法や安全配慮義務、そして労災の知識など、普段はあまり触れることのない労務リスクを学んでもらい、自社の各対応策がセーフティネットとしてどのように機能しているかを認識してもらう良い機会となりました。

コンサルタントから一言

こちらの企業では、大変よく従業員の健康管理を行っている、というのが最初の印象でした。また、産業医や保健師を上手に運用し、従業員との距離を近づける努力を、人事の方が積極的に行っている様子が見られました。 また、セルフケア・ラインケアの意識付けや、相談窓口の確保など、基本的なことはすべて完了しており、今回の研修では、更に労務リスクの理解を深めたいということでお引き受けしたわけです。この問題に対する役員の理解が深いのも、とてもよいところだと思います。全国にお店がある中で、一点集中型の健康管理ではなく、どこで働いていても同様のサービスが受けられる体制作りに、心を砕いておられるようでした。 今後深めていってほしいのは、セルフケアの一環として行うメンタルチェックテストの運用です。事前準備から実行、そして結果の利用まで、一貫性を持ったテスト実施の計画を立てるお手伝いができればと考えております。

導入事例

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