コンサルタントの視点

部下が、ハラスメント加害者だと知ったら?

会社勤めを長くしていると、
皆さん一度くらい、ハラスメント事案に
触れたことがあるかもしれませんね。

ご自分の部署に、加害者や被害者がいる、
という方も??

今は、数えきれないくらいの「ハラ」がありますし、
個の尊重や多様性推進で、ちょっとしたジョークや叱責も
ハラスメント扱いされる可能性があります。

さて、そのハラスメント事案ですが、
ご自分の部下が加害者である、と
まったく予期せぬ方向から報告があったら、
あなたは、どうします??

その対処に仕方によっては、
大変なことになるって、ご存知でしたか?




これは、ある自治体の事案ですが、
(A市職員セクハラ損害賠償事件・横浜地裁 平成16.7.8)
ちょっとびっくりしますよ。
え、これくらいで有罪?って。

従業員がセクハラ被害に遭い、相談窓口に苦情を申し立て。
飲み会の席でひざの上に乗せようとする、
色っぽいね、不倫しよう、などと言う、
お決まりの低俗なセクハラです。

その相談を受けた窓口担当者が、
加害者(被害者も同じ部署)の上司に報告すると・・・

「あいつは、本当はいいやつなんだ」
「嫌がらせなんて、する奴じゃないんだよ」
などの発言があり、

異動させてほしい、と懇願する被害者に対して
「定期異動じゃないと無理」とはねつけるなど、
の行為をしたそうです。

加害者はいったん和解を申し出ましたが、
被害者は応じず、訴訟に発展。
その際、上司も訴えたのです!

結果として、加害者には120万円、
加害者の上司には80万円の賠償命令(弁護士費用別途)が
下されました。



せっかくハラスメント相談窓口があって、
事案解決業務フローがあっても、
こんな上司が相手では、訴訟になるしかないのかな、
とも思える事案です。


ちょっと自分の立場に置き換えてみてください。

部下がハラスメント?
そんな馬鹿な!
という気持ちが先行すると、
案外、人間はこのような発言をしてしまうのかも。。。

正直、自分の評価だって気になりますよね。
「泣いて馬謖を切る」は案外難しい。

しかしながら、ハラスメント事案の捌き方を間違えると、
自らも訴えられる、といういい例ではないでしょうか。

自分の部下が、ハラスメント加害者だと聞いた時の態度、
大事ですね。
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